筋肉調整方法
本当の施術ポイントをみつけ、正しく調整すれば改善できる!
だいたいの関節には、曲げるための筋肉と伸ばすための筋肉が、骨をまたいで対になって付いています。
例えば、腕を曲げる筋肉、伸ばす筋肉という感じです。
もし、その関節を動かした時に疼痛(痛み)が出る場合は関節の問題と言うよりも、それらを動かすための筋肉がしっかりと機能していないことが多いです。
筋肉の異常緊張(拘縮状態)の説明でしたように、筋肉がダメージを受けると、ちゃんと伸張しなくなります。
元の長さまで伸びない筋肉は、無理に伸ばされようとすると、(疼痛)痛みを発します。
この様な状態の筋肉は、押すと痛む(ピンポイントで!)のが特徴です。
この痛みの場所を「圧痛点」と言いい、つらい症状の原因になります。
当院では、この「圧痛点」を見つけ、施術をしています。
だから、患者さまの主訴を効率よく改善へと導けるのです。
ちなみに、この「圧痛点」というのが曲者で、「自覚症状」(痛みを感じている場所)とは違う場所にある事が多いです。
例えば、「腰が痛い!」と思って腰を押されても、気持ちいいだけで、押すと痛む(圧痛点)場所が無い場合、仰向け(あおむけ)に寝てお腹(おへそ周辺)を背骨に向かって押してみてください。(強く痛むところはありませんか?)
また、骨盤のすぐ内側(こし骨から足の付け根の方に向かって)を押してみてください。(強く痛むところはありませんか?)
逆に、「足の付け根(前側)が痛い!」という方は、痛む場所を指で押してみて「圧痛点」がなければ、骨盤の後ろ側(お尻の上のライン)もしくは、股関節の後ろ側を指で押してもらってみてください。
もうひとつ、「背中が痛む!」けど、痛みの場所に「圧痛点」がなければ、胸の中心の胸骨を指で上から下に少しづつ押してみてください。(強く痛むところはありませんか?)
痛みの場所がはっきりしなかったり、患部だと思っているところを押しても痛みがない場合は、たいがい拮抗筋(反対側)に「圧痛点」が見つかることが多いです。つまり他院で、なかなか症状が改善されない場合、この拮抗筋を見落としている場合があります。
また、調整方法も正しく行わないと悪化するケースがあります。
※この様な状態の「筋肉」に、強くマッサージを加えたり、無理にストレッチを行うと悪化する場合がありますのでご注意ください。